新型コロナ感染防止の為に外出自粛中で家時間が長くなりました。今回は本当に自宅風呂でも温冷交代浴で「ととのう」事ができるのか・・・?実際にためしてみました!
温冷交代浴とは
温冷交代浴とは読んで字のごとく「温めて、冷やす」を交互にする入浴方法ですが、サウナはサウナ室→水風呂→休憩を繰り返すことで血行が良くなりリフレッシュされ気持ちよくなる。
体は温まると縮小していた血管の血行が良くなります。そのあと冷水でシャワーを浴びると血管が一気に縮小しますが身体は危機を回避するため血管を太くしようとします。そのあとすぐ休憩することにより全身に血液が巡り細胞が活性化されリセット(ととのう)される。この行為こそが温冷交代浴。
温泉や銭湯でも湯と水風呂、そして休憩をすればそれなりに「ととのい」に近い状態にはなりますが、お湯に浸かると水圧により体に負担がかかり長く入る事ができない。しかもそれを繰り返すことで逆に疲れてしまい、過去にのぼせてしまった経験がありました。たぶん若い人や体力に自信のある人なら大丈夫だと思いますが、初老で虚弱体質の僕が実践したお風呂の温冷交代浴を紹介します。
お風呂の入り方
まずは「身を清め」毛穴の汚れを取り除き発汗をしやすくします。「身を清める」とは公衆の場でのマナーでもありますが温冷交代浴をする上でも大事な準備なのです。
身を清めたら、お風呂にゆっくり入湯します。自分が熱いと思う温度設定で入ります。僕は41℃設定にしています。そしたら首までしっかり浸かります。
入浴剤を入れるのをお勧めします。発汗作用のある入浴剤やアロマ的な香りを楽しみながらリラックスできるものなど色々あります。入浴剤は水道水に含まれる塩素などを中和してくれて肌に優しい水質に変えてくれる成分が含まれています。また照明を消してアロマキャンドルを付けて、リラックスさせるBGMを流すこともおすすめです。僕は浴室の照明を消し脱衣所の灯を付けて薄暗くして防水カバーを付けたスマホでJAZZを聞きながら入浴します。
脈拍が早くなり限界がきたら無理せず!時間にして10分ぐらいですが、まだしっかり温まっていなければ風呂縁に腰掛け足湯状態にして2分ぐらい温めます。なるべく体に負担がかからないように入浴することが大事です。特に心臓に近い部分は負担がかからないようにして温めてください。
冷水シャワー浴びる
シャワーはキンキンに冷たくしないで自分が我慢できる水温20度くらいから始めてください。まず足先からシャワーをかけ始め、ゆっくり上に移動しながら足の付根辺りまでかけます。
次に手先からゆっくり脇下までかけ、次に首回りをかけ、背中にまわり最後に胸廻りにかけていきます。それを何度も繰り返します。
全体にかけ終え温度になれたら、水温度を低めにして、もう一度足先→太ももの付根→脇下→首とリンパ腺がある箇所を重点的にかけまわし、最後に頭や顔を十分冷やし全身が十分冷たく感じるまでしっかり冷やしてください。
休憩
休憩は風呂椅子に座る事が普通でしょうが、せっかく家にいるので可能であれば全身の水気を拭き取り脱衣所にキャンプ椅子などを用意して座ることをお勧めします。
何度か風呂椅子で試したのですが風呂椅子だと低くて膝の曲がりが多くなり血流の流れが悪くなっているように思えます。風呂の床にベタッと座ったりもしましたがお尻が痛くなってきて滑るし疲れます。
休憩は浴室内の換気を良くしても息苦しさで疲れてしますので、一度浴室から出てから柔らかい布地の椅子に座り、新鮮な空気を吸いながら休憩することが良いと思います。バルコニーやお庭など外気浴が可能であれば、面倒でしょうが絶対おすすめします。風呂の中では休憩になりませんでした。
家族には「お父さん馬鹿じゃないの!」とあきれらていますが、家で「ととのう」為には妥協はゆるされません。妻や子供たちに冷たい目で見られようとも、丁寧に体を拭き一人で椅子に腰かけています。
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