サウナ嫌いがサウナ好きに!

僕は半世紀の間サウナ大嫌いでした。サウナ室は熱い退屈息苦しいなど見向きもしなかった。

水風呂はなぜ冷たい水に入らなければいけないのか?存在を理解していませんでした。椅子なんであるんだろう?のぼせたら休憩場所として置いてあるのかな?

そもそも風呂自体が嫌いで体洗って3分ぐらい湯に浸かったら次の風呂へ行き、30分ぐらいで上がる・・。時間の無駄だと思い自宅でもほとんどシャワーで済ませていました。

なぜサウナ嫌いオヤジがサウナ好きになったのか?そんな体験談が少しでもお役になればと思います。

サウナの存在を知る

 僕は結婚して15年になります。妻から付き合い始めの頃に頻繁にスーパー銭湯に誘われて行くことがありました。僕はお風呂嫌いのくせに、彼女が行きたいのならと思い同行していました。

すぐに上がってしまう僕は1時間以上待合処で待たされ、彼女が来ると「15分前に上がったばかりだよ」と言って嘘をついていました。「でもなぜそんなに長風呂なの?」って聞くと「サウナ入ってるからだよ?」・・・あぁサウナね・・と話しを合わせる。

「水風呂も冷たくて気持ちいいよね」・・・あぁ水風呂冷たいね?・・・1回も入った事ないぞ(ヤバい!)、熱いのも冷たいのも苦手なのでサウナの存在は眼中にない!サウナの入り方なんて知らないし、今更聞くのが恥ずかしいし・・・。

やがて話を合わせるように3分ぐらいサウナ室に入ってみたり、露天風呂で時間をつぶしたりと暇すぎて苦痛・・・時間がどうしても余る・・・。どうしても水風呂は入れない・・。

サウナ室→風呂→サウナ室→風呂・・・のぼせる。続くわけがない。サウナ=楽しくない・・なぜ?彼女はサウナに入るんだろう?

身内はサウナ―だった

 やがて結婚をしましてお義父さんと温泉に行くことになります。妻からお義父さんはサウナ好きと聞いていた。実は妻も中学生から家族と共にサウナを楽しむサウナー一家だったのです。

これはサウナを知るチャンスだ!お義父さんとサウナに入る。再下段に座り濡れタオルで顔を覆ってる!湿気で息苦しさを緩和してるんだ!さっそく真似をするがうまく巻けない・・・。

話をしながら人生で一番熱さに耐えてる。6分経過・・もう限界・・。お父さんが察してくれたのか「無理するなよ」と声掛けてくれたので速攻退出。露天の外気で深呼吸する。「んっ?」少しお義父さんと別行動でしばらく露天風呂の石に座る・・「あれ?外気にいると気持ちいかも」。

2回目頑張ってサウナに入ると先にお義父さんが入っていた。2回目は苦しさは無く8分たち、でも限界・・お義父さんが上がるタイミングで一緒にでる。向かう先は・・やばい水風呂入る事になる・・。でも自然な流れです。真似をして一緒にかけ水汗を流す「ひえ~つめた~い」!でも我慢!いっさい冷たいなんて顔は出さない。そして初の水風呂へ入水!

水風呂の中で1分間ぐらい耐えた!入ってしまえば意外に入れるもんだ!しかも気持ちいぞ・・。
そしてお義父さんは上がるとすぐサウナ室に入る・・・。しばらく一緒にサウナ→水風呂→サウナ→水風呂の繰り返しです。3回セットで目が回る、そして立ち眩みがして気持ち悪くなり脱衣室へ。なんかだるいぞ?

サウナで一番必要なもの

 しかし子供が生まれてからは温泉などに行く時間がなくなりました。やがて10年以上が経ち子供達も一人で行動することが多くなり、ゆっくり温泉に行ける時間が出来始める。妻も僕もサウナの事なんて忘れかけていた。しかもサウナ入ると体調崩すし、「きっと僕にはサウナは合わない」と思っていた。

しかし偶然”amzonプライム”で原田泰造さんが裸姿で笑っている画像が目についた。「サ道」・・?何だろうと思い、気になり第1話を見てみた!サウナをドラマにしたものだった。

この出会いで50歳にしてサウナの入り方を知るのだが、休憩・・?そうか順番があるんだ!

すぐに試してみたくなり、翌日家族とサウナのある温泉へ行きました。

久しぶりのサウナ。前日に「サ道」を一気に全話みてしまい、今日の気分は「ナカちゃんさん(原田泰造さん)」です。サウナ室は無理をせず6分、そして水風呂18℃で初心者には丁度良くも無理せず60カウントで上がり、以前は存在の意味すら理解してなかった椅子に腰かけての「休憩」

そしてサウナ―に!

 「ととのう」とはどんな状態なのか?期待に胸を膨らませ2セット目の休憩で初めての感覚が訪れました。初体験はすぐイッテしまうもんですね。ドラマで見ていた「ととのった~」って感じほどではないが、ピリピリと足先、手先から暖かくなってきて全身の力が抜け、全身がスッキリした感覚でした。

いつもなら風呂の後は体が火照り、汗が止まらず、帰宅した頃には湯冷めしていたが、この日は汗があまり出ない、いつまでも身体は「ポカポカ」と温かいままでした。しかもサウナ後の食事が美味しいです。全身リセットされると味覚を含む五感が良くなります。またその日の睡眠の質が良かったのか「ぐっすり」、そして寝起きが「スッキリ」でした。あくまでも個人の感想ですが・・。

その当時、仕事が忙しく自律神経が乱れていていつもネガティブ思考でした、五十肩痛、便秘いつも微熱があり、風邪もひきやすく体調は良くありませんでした。それがサウナ通うようになってから、いまでは不調だった部分がほとんど改善されています。

4,5日サウナに行かないと調子悪くなってきますが「そろそろサウナだな!」と思い体調管理の為にマメに行くようにしています・・仕事に行き詰まった時は必ず行きます。その方が翌日の仕事も捗るような気がします!あくまでも個人の感想ですが・・。

いまでは一人でもサウナに行くようになり、お義父さんたちよりサウナ好きになりました。義理兄からは「なまらサウナ―」でしょ!と言われるようになりました。

まとめ

サウナ嫌いが「サウナ」を好きになったのは!

結論→たまたまがサウナ―だったから!そして「休憩」が大事だと「サ道」に教えていただきました。「ととのい」を知ったことでサウナを好きになりました。

でもサウナを好きになるもならないも人それぞれです。「ととのい」を友達に教えても興味ないみたいだし・・。だいたい「ととのい」だの「サウナ―」だの盛り上がってるのはサウナ好きの人達だけで、妻ですら「何よ?ととのいって?」・・「確かにスッキリするけどねぇ・・」と冷めた扱いをされます。まぁ確かにスッキリする、それだけのことでですけどね・・。

最近では「サウナブーム」みたいでサウナが流行っているなんて色々サウナについて調べるようになってからでした。TVYOU TUBEでも多くの番組が配信されています。

まずは興味を持つことで、あとは無理せず熱さと冷たさを克服、そして休憩の楽しみを知ることでサウナを好きになることができるでしょう!

正直、僕自身「サウナ」の事を広めたくはない。なぜなら混むから。でも一時的なサウナブームでもまだまだ経営が苦しい銭湯などが多く、悲しいことに閉店していく施設もあります。永遠にサウナが世界中に普及していくことを願い「サウナ」の良さを広めていきたいと思います。

みんなが「ととのい」を知れば世の中は穏やかな世界になると信じています。あなたもサウナで「ととのい」全身リセットしてみては?知らなかった世界が見えてきますよ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました